【売約済】リヒテル&ボロディンSQ／ブラームス:ピアノ四重奏曲2番【新品未開封】

ブラームス
ピアノ四重奏曲第2番イ長調op.26

スヴャトスラフ・リヒテル(p)
ボロディン四重奏団団員
録音：1983年7月

内省的で抑制された音の中からロマン的な感情が秘かにしかし抑えがたく立ち昇るといった風情の、いかにもブラームスらしい佳曲です。もうすぐ80歳を迎えようかというリヒテルと、ボロディン弦楽四重奏団のライヴ演奏ですが、リヒテルは衰えを知らなかのような集中力溢れる演奏です。第1楽章から第3楽章までは自由自在でありながら気品のある美しい演奏を聴かせます。第4楽章ではそれまで押さえ込まれた情熱が一気にあふれだし終結を迎えます。録音も鮮明です。

リヒテルとボロディンＳＱは数多くの名盤を残したが、このブラームスも素晴らしい。第一楽章から第三楽章までは自由自在でありながら気品のある美しい演奏を聴かせる。第四楽章ではそれまで押さえ込まれた情熱が爆発する。全曲の録音がなかったのが惜しまれる。

ボロディンＳＱは昔から好きなカルテットです。彼らがピアノにリヒテルを迎えた、シューベルトの「ます」やシューマンのピアノ五重奏曲など、いずれも素晴らしい演奏でした。このブラームスでも、第１ヴァイオリンのコぺルマンの甘いポルタメントが古き良きウイーンの味わいを醸し出していて実に素敵です。リヒテルもこのメンバーとの共演がよほど気に入っているのでしょう、実にはつらつと弾いています。終楽章では熱く成り過ぎて荒いほどですが、ピアノの貫禄ぶりは流石です。甘さと力強さが溶け合った良い演奏だと思います。

国内盤【新品未開封】【廃盤】17
オリジナルジャケット

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