おはなし玉手箱　〜ムスカが家にいるとラピュタがいくつあっても足りやしない〜

こちら
天空の城ラピュタを浮かせていた
「飛行石」をお手本に
色紙で折った「玉手箱」の出品です。
中にはその昔、ラピュタ人だけが
技を持っていた飛行石の結晶
が入っているのかと思いきや
中身のないおはなしが入っています。
語り部は天空の城に住み着くキタキ。
パズーとシータが乗って来たカイトに
巣を潰されそうになり、焦ったのか
顔がやたらと黄色いです。

こちらの玉手箱
思いの外
色鳥どりに出来ましたので
小物入れにいかがですか？

サイズは縦8cm×横8cm×高さ4cm
お気に召して頂けましたら
折りたたみ、封筒に入れ
郵送で送らせて頂きます。

なお、黄タキはロボット兵と共に
お墓に供えるお花を摘みに
行かなくてはならないため
お付けできません
ご了承下さい


中身のないおはなしはこちら↓



旦那氏が
高い所にある蛍光灯を取り替えるのに
手が滑り、蛍光灯の端が目に当たった様で
「目が、目がぁ〜」とうずくまっていた。

私はムスカと結婚した覚えはなかったが
「滅びの呪いは唱えてないからね」
と声をかけたら
「引っかかったな　タワケめ」と
嘲笑われた。

心の中で「バルス」と叫んだ。


昼過ぎ
「今日は俺様が昼飯を作ってやる」
と言い出したので、
「勘弁勘弁」と懇願したが
「まかせろ」と全く噛み合わない。

しばらくすると
よもやよもやな何某かが出てきた。
一口食べ
「パラパラのオコワ？」と聞くと
「ネチャネチャのチャーハンだ」
と答えた。

心の中で「バルス」と叫んだ。


結婚して随分経つが
独身時代からボタンが取れただけで
ワイシャツを捨てていることが発覚した。
私は
アラブの石油王と結婚した覚えもなかったので
「このエコの時代にエゴの塊だな」と
怒り心頭でボタンを縫い付けていると
「お前はセコの塊や」
と嘲笑われた。

口に出して「バルス」と叫んだ。

1日に3度も滅びの呪文を唱えていると
ラピュタがいくつあっても足りやしない。

高い技術をお持ちの
古のラピュタ人よ。

替え玉
ならぬ
替えラピュタ

主婦の忍耐の汗と涙も結晶化し
わんこラピュタが出来るくらい
作っては頂けまいか。


もしくはパズーよ。
このムスカの様な
イケスカナイ旦那氏を
すり抜けながらかっさらって行って欲しい。

白いドレスを着せ、三つ編みしときますんで
どうぞ４６４９。

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